経済学部短期留学プログラム(タイ)を実施しました

2025.04.02

2025年3月1日から19日までの19日間、19名の経済学部生・院生とタイのチュラロンコン大学の学生(10名)、タマサート大学の学生(10名)が参加して経済学部独自の短期留学プログラムが行われました。

主な研修内容は、①現地のタイアロープロダクツ(矢崎総業のタイ法人)の工業研修(生産プロセスの改善提案)、②ニチバン株式会社の製品に関するマーケティング調査(アンケート調査とそのデータ解析)研修、③株式会社高速(包装資材)のビジネスチャンスの調査(プラスチック包装資材の活用状況やリサイクルの取組)、③社会貢献活動研修、④世界遺産・アユタヤ等の視察でした。

工場研修では、工場のプロセスを詳細に見学するとともに、工場に働く方々にアンケート調査やヒアリング調査を行い、業務改善点を分析・発表し、優れた提案については、即実施していただくことになりました。
マーケティング調査では、タイ人学生と混成のチームを作り、協力してバンコク市内でアンケート調査を行い、チーム別に収集したデータの分析を行いました。調査を通じてタイ人学生との友情を深め、英語でコミュニケーションをとることの楽しさや大変さを体験しました。また、最終日に、分析結果の発表会を行い、英語でのプレゼンテーション能力が身につきました。

社会貢献活動では、マングローブの植林活動と子供の貧困と薬物汚染・環境問題を理解する研修(貧困家庭の子供を支援する学校訪問と子供との交流)を行いました。子供を支援する施設訪問では、参加学生が主体となって、事前に学校の子供たちに使ってもらうための物品(古着、使用済みの靴、使用された運動用具、文房具など)を集めました。また、この活動には、仙台育英高校や秀光中学校の有志、経済学部の職員の有志、JTB仙台支店有志、株式会社高速からも物品の支援を得て、日本航空には、集まった20を超える段ボールの物資を無料で運搬していただきました。

なお、本事業は、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)からの奨学金、経済学部の卒業生や保護者の方々のご寄附による「みらい創造基金」からの支援を受けております。学生たちは、皆様の多大なご支援に感謝しながら、経済学部でしか体験できない充実したプログラムで多くの学びを深めることができました。