経済学部短期留学プログラム(タイ)を実施しました

2024.04.02

2024年3月6日から16日までの10日間、30名の経済学部生・院生と24名のタイのチュラロンコン大学、タマサート大学、泰日工業大学の学生が参加して経済学部独自の短期留学プログラムが行われました。

主な研修内容は、①タイ進出を検討する東北在住企業(服部コーヒーフーズと阿部長商店)の製品のタイでの受け入れ可能性に関するアンケート調査とそのデータ解析研修、②子供の貧困と薬物汚染を理解する研修(子供を支援する学校訪問と子供との交流)、③タイで活躍される日本人の講演会、④世界遺産・アユタヤの視察 でした。①については、タイ人の学生と協力して調査(タイ・高島屋とイオンMaxValuの協力)・分析をし、異なる国の人たちと異なる言語で問題解決に協力することを学びました。②については、東北大及びタイの学生が主体となって、学校の子供たちに使ってもらうための物品(古着、使用済みの靴、使用された運動用具、文房具など)を集めました。子供たちの中には、1着しか衣服をもたない子供や満足に靴も持たない子が多く、また、遊ぶための運動用具がないため、学校の校長先生からの要望で集めたものでした。この活動に、経済学部の職員の有志の子供も協力しました。
加えて、Yuki Football Academy、タイ・高島屋、ベガルタ仙台、タイ・岩谷産業、アシアナ航空の協力を得、支援の輪が大きく広がりました。

大学の枠を超えて、幅広い年齢層、企業・機関等の協力のもとに画期的でユニークなプログラムとなりました。このような研修を通じて、学生は、「これまで勉強してきたことを現実の問題の分析にどのように生かせるのか?」、「自分たちに欠けているものは何か?」、「異なる国の人たちと協力し、友情をはぐくむことの素晴らしさ」を知り、より広い視野を持つグローバル人材となっていくきっかけを得ることができました。