HOME > 事業内容 地域の調査研究 > 地域産業復興調査研究プロジェクト

地域の調査研究

地域産業復興調査研究プロジェクト

本プロジェクトは、東日本大震災からの復興過程の現状と課題に対して学問的知見をもとに調査分析に取り組み、地域において産業・社会を再構築するための新たなモデルの構想や政策提言を行う等、被災地から情報発信を行うことを目的としています。
プロジェクトでは、被災地の中心である仙台市に立地する大学の研究者を中心に、広く域外の大学・研究機関等からの参画も得て、国の機関、地方自治体、東北地域の財界・シンクタンク、民間企業等との連携と協力のもと、2012年度から5年間にわたる本格的な調査研究として、新たな産業・社会の形成による東北地域の復興に向け、様々な課題解決に取り組んでいます。

震災復興研究センター

増田 聡

震災復興研究センターは、2011年4月に地域イノベーション研究センター内に設立され、本プロジェクトの実施とともに、学内組織である災害科学国際研究所や学外の諸団体・学協会等と連携した研究活動を進めています。

2013年度プロジェクト構成図

本プロジェクトは、復興の進捗状況と地域主体の視点を踏まえたテーマごとのサブプロジェクトから構成されています。2013年度は企業アンケート等の継続調査のほか、新たな調査テーマを加え17のサブプロジェクトを実施する計画です。

各サブプロジェクトの調査研究内容
①企業アンケートプロジェクト
被災地に本社を置く3万社を対象に、被災後の企業動向について、雇用・設備・資金の面から多角的に実施した大規模アンケート調査。2012年度は7千社から回答を得ており、この種の包括的調査としては最大規模のものです。
②水産加工業プロジェクト
津波被災地の基幹産業であり雇用の受け皿となってきた水産加工業の復興についての調査研究プロジェクト。2012年度は東北地域有数の漁港と加工施設を抱えた石巻の水産加工業に焦点を当てた調査を実施しました。
③農業プロジェクト
東北地域の基幹産業である農業の復興についての調査研究プロジェクト。2012年度は宮城県を中心に津波被災農地の復旧現場および新規参入型ビジネスなどに関する取り組みを取り上げています。
④流通業プロジェクト
地域社会において様々な機能を有する地域商業の復旧と復興に関する調査研究プロジェクト。2012年度は陸前高田市における仮設店舗による商業機能の復旧状況を検討しています。
⑤観光業プロジェクト
交流人口の拡大によって復興の推進役が期待される観光産業の動向に関する調査研究プロジェクト。2012年度は、震災後の東北観光の動向および道の駅の役割について検討しています。
⑥製造業プロジェクト
⑦土木建設業プロジェクト
⑧地域金融プロジェクト
震災からの復興に必要な資金供給機能を担う地域金融機関に関する調査研究プロジェクト。2012年度は東北6県の地域金融機関(地銀、第二地銀、信金、信組)の震災前後の状況について、主に各機関の財務データをもとに分析を行っています。
⑨地域雇用プロジェクト
震災からの復興の指標である雇用についての調査研究プロジェクト。2012年度は宮城県を中心に被災3県の雇用状況について地域・職種別等によって詳細な分析を行っています。
⑩NPОプロジェクト
被災地で機能喪失した行政に代わって公益的住民サービス活動を展開するNPОに関する調査研究プロジェクト。2012年度は宮城県の被災地において活動するNPОの実態についてデータ分析と現地調査に基づく検証を行っています。
⑪先進農業と6次産業化・食品マーケティングプロジェクト
⑫再生可能エネルギー産業プロジェクト
2012年7月から固定価格買取制度が導入され急速な普及が期待される再生可能エネルギーを地域産業として経済活性化と雇用創造に結びつけるための方策についての調査研究プロジェクト。2012年度は風力発電と太陽光発電の事業特性と産業化に向けた検討を行っています。
⑬スマートシティプロジェクト
復興まちづくりを進めるうえで検討されているスマートシティの考え方に関する調査研究プロジェクト。2012年度はデンマーク・サムソ島とドイツ・フライブルク市の事例調査を踏まえ、被災地域の再生への適用について検証を行っています。
⑭環境未来都市構想(東松島市)プロジェクト
⑮事業革新支援のあり方プロジェクト
⑯復興支援(財政支出)検証プロジェクト
⑰地域発イノベーション事例調査プロジェクト

2012年度の成果発表

地域産業復興調査研究シンポジウム
東北地域の産業・社会の復興と再生への提言
復興過程の現実に向き合い、地域の可能性を探る-

日時:2012年10月21日(日) 13:00 ?17:30
場所:東北大学片平キャンパスさくらホール
主催:地域イノベーション研究センター, 震災復興研究センター
共催:公益財団法人経和会記念財団

2012年度調査研究の中間報告と位置づけ、被災地企業に対する大規模アンケート調査および東北地域の主要産業や社会生活に関する調査プロジェクトの成果を発表し、復興に向けて地域が抱える課題を広く考える機会となりました。

再生可能エネルギーの産業化と東北復興
太陽光先進地域から何を学べるのか-

日時:2013年2月6日(水) 13:00 ?17:20
場所:東北大学片平キャンパスさくらホール
主催:地域イノベーション研究センター, 震災復興研究センター

再生可能エネルギーの今後の普及を地域産業の活性化と雇用創造につなげるべく、太陽光発電の先進地域である関西・九州等で事業展開する企業事例を紹介しながら、学び考える機会となりました。

書籍
東日本大震災復興研究〈第1巻〉
東日本大震災からの地域経済復興への提言
被災地の大学として何を学び、伝え、創るのか

東日本大震災復興研究〈第2巻〉
東北地域の産業・社会の復興と再生への提言
復興過程の現実に向き合い、地域の可能性を探る
ページの先頭へ