国際化・情報化が進む社会の中で新時代をリードする視点と技術を学ぼう

トップページ > 経済学部トップページ > 教員メッセージ

教員メッセージ

泉田成美
(東北大学大学院経済学研究科教授)

泉田助教授

世間一般には、経済学者というのはお金儲けの研究をしている人だと思っている方が結構いるみたいで、講演などに出かけると「先生、お金儲けの秘訣を教えてください。」とか、「お奨めの株の銘柄を教えてください。」と質問されることがあります。

たしかに経済というとビジネス、ビジネスというとお金儲けという発想になるのかもしれません。経済学はeconomicsという英語を翻訳したものですが、「経世済民の学問」という意味でこの訳語が生まれたと私は思っています。「経世済民」というのは「世の中の平和と安定を保ち、人々の苦しみを救う」という意味の言葉です。つまり経済学は、平和で安定した豊かな社会を作るためにはどうしたらよいのかを研究する学問分野である、ということができると思います。失業率を減らすためにはどうしたらいいのか、地域経済を活性化するためにはどうしたらいいのか、お年寄りが安心して暮らせる年金制度はどのようなものなのか、といった身近な経済的な問題に対して答えを出すことが経済学が求められている役割であり、みなさんが経済学部で勉強することでもあります。

東北大学経済学部では、より良い社会を実現するための生きた知識を身につけ、官界・実業界で社会に貢献できる指導的人材を養成してきました。公共心と知的探究心を持って経済学を学ぼうとする学生を歓迎します。

福嶋 路
(東北大学大学院経済学研究科教授)

福嶋教授

皆さんの周りには、いろんな不思議なことが転がっていませんか。どうして100円ショップはあんなに安く売っているのに潰れないのか。どうしてある食堂は繁盛しているのに、近くにあるレストランは人が入らないのか。どうしてコンビニエンスストアには次から次へと新しい商品が並ぶのか。どうして宅急便はこんなに早く届くのか。これら不思議な現象の背後には、「企業」が提供する様々な仕掛けやシステムが存在し、このような「不思議」を可能にしているのです。経営学はこれら企業活動に対して様々な説明を提供します。

えてして経営学は商売の仕方を教える学問だと思われる方は多いと思いますが、必ずしもそうではありません。ある意味、経営学は資本主義社会に生きる人間を対象とした、「人間学」および「組織学」といってもよいでしょう。さらに経営学は人間社会の動きを見るための眼鏡を提供します。眼鏡をたくさんもつことによって、社会現象をいろんな風に見ることができるようになります。経営学は、使い方次第では、企業社会でサバイバルするための強力なツールとなるだけではなく、皆さんの好奇心を刺激し、人生を豊かなものにしてくれるでしょう。

これから皆さんの生きる社会はますます複雑化し、変化のスピードは上がり、これからどういう世界があなた方を待ちかまえているのか予測することは困難になるでしょう。そのような中にあっても、つねに好奇心をもち、物事の本質を問い続け、自分なりのものの見方をもちつづける人材を一人でも多く増やしていくことが、我々の目標です。